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短編
私は森が大好きだ。
森の中に住んでいる。何故なら私の家は神樹を守り育てる仕事をしているから。
ある日、神樹に花が咲き、次の神樹の実が落ちる。それが芽吹くと人の形になると言う言い伝えがあったのだが、まさにその通りに綺麗な花が咲いた。
3日後花は枯れ、1メートルほどの大きな実が落ちた。
そして神樹も枯れてしまった。
神樹の実をどうやって育てればいいのか全くわからなかった。
父に聞いても知っている素振りは、するのに教えてくれなかった。
困り果てた私はふざけて
「どうやったら、育ってくれるのかしら。」
と神樹の実に話しかけてみた
すると、実から芽が生えてきて、そしてそれは人の形になっていた
それはまさに神樹の芽生えの言い伝えそのものだった
「嘘‼︎」
そこには類い稀ない美少女が立っていたのだ。
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