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訪問者
ピンポーン。
まただ。
ここ最近、毎日誰かが俺の家に来る。
しかも、1日1回、いつも決まった時間にやってくる。
一体誰が何の用で俺の家に来てるのか。
しかも、来るのは夜の7時辺り。
ちょうど家にいるような時間帯でやって来るのだ。
恐る恐る、ドアスコープを除く。
長身の男のようだ。
手には何かを持っている。
暗くてよく見えない。
しばらくした後、男は去っていった。
そして次の日。
その男はまたやって来た。
家の中にチャイムの音が鳴り響く。
また明日もきっと来るんだろう。
俺は、勇気を振り絞って思い切りドアを開けた。
「あ、宅配便です。こちらに印鑑をお願いします。」
そういえば荷物頼んでたわ。
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