エレベーター

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エレベーター

上へ行くエレベーターのボタンを押す。 エレベーターがやって来た。 俺の他に、サラリーマン、2人の子供を連れた母親、三人組の男が乗っていた。 俺が乗ろうとしたその時、エレベーターのブザーが鳴った。 定員オーバーのようだ。 定員数は7人。 8人目のため、俺はエレベーターを見送った。 その後気づいたが、乗っていた人たちは全員小柄で、平均体重ほどだ。 そして、子供は大人の約半分の体重なので、2人で1人分の体重になる。 サラリーマン、三人組の男、子供2人に母親。 定員数は同じだが、エレベーターには6人分の体重しか乗っていない。 普通に考えると、次の人が乗ってブザーが鳴るわけがないのだ。 俺は、エレベーターの天井の上を考えて寒気がした。 そして、その後、俺は気づいた。 俺の体重が2人分なのか。 150kgあるしな。
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