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どこかのラブホテル。
ある男が白い肌の華奢な女性に話しかける。
男は服を脱いで、鍛えられた肉体を顕にしている
「早苗、愛しているよ。」
「ほんのひとときだけの関係で、ここまで幸せになれるなんて。これが今回のお金?」
「そうだ。15万円あれば1ヶ月は食べていけるだろう。」
「ありがとう。ところで、本当にゴム着けているよね?」
「もちろんだ。俺には嫁がいる。もしも不倫がバレてなおかつ相手の女性を妊娠させたとしたら大問題だ。」
「そうだよね。アタシはパパ活をしているだけ。セックスはご褒美だと思っている。」
女は身につけていたモノを全て脱ぎ、ありのままの自分を曝け出した。
男の黒い蛇が女の花弁に絡みつく。
女は、喘ぎ声を上げる。その顔は、苦しんでいるようにも見え、悦に入っているようにも見えた。
「ああっ・・・。そこっ・・・。」
男の腰の動きが早くなる。
腰の動きに合わせて、互いの心臓の鼓動が早くなる。
――そして、一瞬心臓が大きく脈を打って、女は絶頂した。
翌朝。
女性は目を醒ました。そして男に話しかける。
「おはよう。昨夜は気持ちよかった。これまでにない経験だったよ。」
しかし、男は眠っているのか無反応である。
「昨夜、あんなことしちゃったから疲れちゃったのかな。男性のセックス時のカロリー消費量は半端ないって聞くし。」
その時だった。
女は男に対するある異変に気づいた。
男の躰の体温が氷のように冷たかった。そして、脈を打っていなかった。
つまり、男は死んでいたのだ。
「きゃあああああああああああああッ!」
女は悲鳴を上げる。
ベッドの上で、一夜を共にした男が泡を吹いて倒れていた。
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