お人形遊び

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「やっ――! そこはっ!!!」 「ねぇ、知ってる? ココも一緒に触るとおっぱいが感じやすくなるんだよ」  小さい手がクニュクニュと性器をこねくり回す。 「あったかい……それにピクピク動いて生き物みたい。顔は他の男よりマシってほどには綺麗だけど、パパと同じモノを持ってるのね。汚らわしい」 「じゃあ離してくださいよっ……!」 「うるさいなぁ」 「い……ンン!!」  アリーチェがカリの部分に爪を立てると、ネロの体はビクンと飛び跳ね、ベッドが軋んだ。  亀頭をグニグニと揉みながら、優越感をにじませた笑顔でアリーチェは言った。 「さっきまでの余裕な態度はどこにいったのかしら。非力な少女に犯されるのってどんな気分? 教えて、ネロ」 「もうやめて……っひん! ゆるして…ください、おじょう、さまぁ……」  顔を真っ赤にし、羞恥に耐えるネロは、懇願するしか方法はない。  その様子にアリーチェはため息をつく。 「なさけないわね。男ってこの程度の刺激で、ここまでみじめになれるんだ。これじゃあ犯されている生娘と変わりないわ。もっと抗って。狂犬の目をあたしに向けて」 「――っ調子にのるなよ……クソガキ!」  無意識に出た本音に、ネロはしまったと動揺する。  今の暴言をボスにチクられたら、幹部昇進どころか殺される。 「それがあなたの本性なんだ。ステキ。そういう所、すっごく好きよ」  血の気のひいた頬にキスをされ、ネロはますます混乱する。  完全に人生終わったと思ったのに、なぜか好感度が上がったらしい。  この娘は予想不能な時限爆弾だ。一歩間違えれば、自分を破滅に導くかもしれない。  だけどもし気に入られれば――幸運の女神に化けるかもしれない?  そう考えた後のネロの切り替えは早かった。  躾けられるものなら躾けてみろ。  ただし、首輪が外れた瞬間、真っ先にお前を食い殺してやる。  ペロリと舌なめずり、わざと挑発的に上目遣いで主人を見る。  体は命令に従えど、心は屈しない。その覚悟が表れていた。 「俺の本性はこんなものじゃないですよ。お嬢様に飼い慣らせるんですかね?」 「上等」  アリーチェは無邪気に笑う下で、性器に触れていた手にグッと力を込めた。  亀頭を圧迫され、ネロは呻く。 「ゔゔっ――――!!!」 「吠えるな、駄犬」 「ん゛っ……ふー、ふー」  ネロは手で口を覆い、声を押し殺す。  従順なふりをしても、目は鋭く、憎しみがこもっている。  それがアリーチェの加虐心にいっそう火をつける。 「ちんちん、さっきより硬くて大きい、まるで凶器ね。……もっと刺激したら、どうなっちゃうの?」 「ん゛ん゛~~~~!!!」  亀頭部分を覆う手で上下に扱かれ、ネロはくぐもった叫びを発しながら悶えた。  尿道口からせり上がる快感を感じ、射精の瞬間はあっけなく訪れる。 「っあ……んあっ――――――!!!」  少女の指の隙間から、精液がビュクビュクと溢れ出した。 (嘘だろ、こんなガキの愛撫で射精するとか、ありえない)  肩で息をするネロをよそに、アリーチェは手についた白い精液をペロリと舐め「にが……」と感想を口にし、顔を歪めた。 「さてと、勝手にキモチ良くなって、勝手に変な汁を飛ばした悪いワンワンには、お仕置きが必要だよね」 「えっ……」 「おっぱいを自分で弄りなさい。わたしがいいと言うまで手を離してはダメ」  有無を言わさぬその眼差しに、ネロは逆らえるわけがなく「……お嬢様の仰せのままに」と弱々しく返事をした。  アリーチェの『お人形遊び』はまだまだ続きそうだ。
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