ガリレアの戦争 一章

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ガリレアの戦争 一章

----ガリレアの東部---- 「ズダン」「ドサッ」 右の方で銃声がした。 方角的に味方がやられたと思われる。 残りの味方4人 正直絶望だ。 左から伝達員が息を切らしてやっくる。 銃声が飛び交うため大声で聞く 「どうした?」 「西から敵の増援がぁっっ」「スパッ」 ちっ また一人やられた。 多分西から敵の増援が来たのだろう。 どうしてこうなったのかを説明しよう。 ----4時間前----ガレリア南部---- 自分の第14部隊に人が入ってきた。 名前はラッズというらしい。 一応リーダーである俺がみんなのことを紹介した。 「君から見て一番左のデブがバレント」 おい とツッコミが入るが無視する 「左から2番目がパール、3番目が俺(ドレ      オ)、4番目がダンケだ。よろしくねラッズ」 一通りみんなと握手する。 その後10分ぐらい何気ない会話をしていると、 「ウーウーウーウーウー」 館内の放送が鳴るった 第14部隊のみんなで司令室に向かう 「チッ今日は何の仕事もなかった日なのによー」 バレントが走りながら愚痴を言う ラッズは顔が青ざめている 緊張しているのだろう。 俺にもそんな時期が..... すべての部隊が集まった。 すべての部隊が一斉に呼ばれることは基本ないのにどうしたんだろう。 第46部隊のリーダーが聞く 「どうしたの?全部隊を集めるなんて」 すると顔を青ざめた司令官が答える。 「ガレリア東部を荒らしていたギャング団がついに武器を手にしてしまったのだ 今まではあそこに武器は行かないよう管理していたが昨夜隊員が殺され、中に入ってた 武器をすべて取られてしまった。 だから我々がギャング団を全員殺し、民間人が殺されるのを阻止しなければならない。」 ザワザワザワザワ 「敵の数もわからない、多いかもしれないし 少数かもしれない。」 はぁ とダンケがため息をつく。 今ここに集まっている隊員は総勢200人 40部隊の編成になっている。 ギャング団は多くて1000人を超えるだろう。 本当にこの人数で行けるのか? 司令官が顔を青ざめながら作戦を説明する 「10部隊ずつ分け一つの団とします。 一つ団につき2台の戦車を用意 1団と2団についてはガリレア東部の中の西側から 3団と4団については真ん中から、攻めてもらう。 ギャング団はガレリア東部の中でも西側に多くいると思われる 以上だ 質問はあるか?」 他の部隊の奴が質問する 「そもそもギャング団って東部にいるんですか?だってちょくちょく移動してるじゃないですか」 司令官が答える 「ギャング団の中にスパイを入れてあります。そのスパイのGPSによると東部に今はいます。なのでいる可能性は高いかと」 「おー」と周りから歓声が聞こえる。 パンパンと司令官が声をかける 「ではこれで以上だ。出発は2時間後、幸運を祈る」 第14部隊は東部の中心から攻めることになっていた。 各自武器庫から武器を取る バレントはミニガン、 パールはスナイパーを ダンケはアサルトライフル、 俺はサブマシンガンを持つ。 ラッズはピストルしか持たなかったが、皆緊張していた為、そんなことを気にする暇もなかった。 なんせこんな緊急事態は5ヶ月ぶりぐらいだ 緊張するのも無理はないだろう だが戦い自体、起きるのは約2日後だろう 南部はガリレアの中でもダントツで一位なんだからな 皆んな準備が素早かったので一時間半後には出発することができた。 幸い東部までは車で移動だった 広い草原で 少女が一人で走り回っている 花は咲き乱れ 蝶が飛び交う なんて心地が良いのだろう 奥に民家がある 駆け寄って見る 家のなかは真っ黒 何もない 進んでみる 何もない 足を踏み外す 落ちる落ちる 相変わらず真っ黒 何も見えない のに 落ちていく 落ちていく ガタンガタンガタンガタン 、、、、、、、、、、、、、、 霞む目を擦ると車の中だった すべてを思い出した 今から戦いに行くのだ 起きたのは出発してから3時間後のことだった ----ガレリアの東部---- ようやく到着した バレントがぴょんぴょんしている 足がしびれたみたいだ。 司令官が呼びかける 「じゃあこちらから進んでください  一週間後に迎えに行きます  健闘を祈ります」 とだけ言い残すと司令官たちは戻っていった 第14 第15 第16 第17部隊が大体の行動を共にする。 一応リーダーなので先頭をすすむ。 一時間ほど北西に進むと、、、、 「ドン ドン ダダダダダ」
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