レンタルメンタル

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数日後、俺の意見は認められ、発注数も上乗せされた。 「宮部君、やったわね」 部長が声をかけて来た。 「嫌、実は俺……」 「知ってる、これでしょ?あなたの休み明けにこれを持っているのが見えたわ。だから絶対に出来ると思ってた」 部長はあのカードをヒラヒラとさせている。 「えっ?部長も持っていたんですか?」 「そう、私はね父の言いなりになる弱い母を見て、ああなりたくないと思ってこれを借りに行ったの」 「そうなんですか?ならわかりますよね?この成功は俺の力じゃない」 「違うわよ宮部君、あなたの力よ。私調べたの。そしてわかった事があるの」 「わかったって何が?」 「このカードは偽物だって事」 「えっ、偽物?」 「画面に写し出される文字『レンタル·メンタル』それはただの暗示の言葉」 完
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