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そして俺は味の感じない寿司を食べながら、先程の続きを読んだ。
「えっと………
お約束下さい。…1つは、与えられた職務には責任を持ち、最後までやり遂げること。
もう1つは…」
まぐろを頬張ろうとした俺の箸が止まった。
「我が社の存在を第三者に知られてはなりません。……これらのルールを破られた場合、厳しい罰則があります。……は?」
第三者に知られてはって…、何でだよ?
意味分からんけど…
意味分からんけど、金はいいからな…。
その他の書類には、銀行口座の記入用紙が入っていて終わりだった。
「え…、こんだけ?」
ーブーッ、ブーッ、ブーッ!
?
スマホに何やら届き、内容を確認する。
"T&Mです"
マジか。何だかさっきから絶妙なタイミングで来るな。
"書類はお受け取りになられましたでしょうか?
早速ですが、記念すべき最初のお仕事のご案内です。
△△町のディスカウントストアーにて、軍手を購入し、◯◯公園のベンチの下に置く。
明日のpm21時までが期限となりますので、宜しくお願い致します。"
「ん?、え?、これが仕事?」
俺は思わず声に出した。
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