7人が本棚に入れています
本棚に追加
未琴の保育園の迎えが近づく辺りで指定場所の公園に着き、軍手を持って車を降りた。
会社の人がいるんかな?
そう思ってキョロキョロ辺りを見回してみても、それらしき人物は見当たらない。
とりあえずベンチの下に軍手を置き、未琴の迎えもあるためすぐに車に乗り込むと、アクセルをふかした。
ブロロー…
「…………」
ガサッ
ーーーーー
保育園に着くと、未琴は笑顔で駆け寄って来た。
「パパー!!お帰りー!!」
「ただいま!!」
どうやら機嫌はすっかり直ったようだ。
「お父さんお帰りなさい!ご苦労様です!」
いつも笑顔を振り撒いてくる、担任の菜摘先生だ。
「ただいまっす!てか、なんも大したことしてないんすよ~!ハハハっ」
「どんなお仕事なんですか?」
「え~っと、、買い出し?かな?ハハハ」
「そうですかぁ、お疲れ様です」
本当にこの菜摘先生は、親の俺にも無邪気な笑顔で良くしてくれる先生だ。
最初のコメントを投稿しよう!