67人が本棚に入れています
本棚に追加
お布団の中で抱き締め合ってお互い落ち着きを取り戻しつつある頃、
「温かいね」「うん、そぅたね。」と会話も出来るくらい緊張はなくなっていた。
ただ横に寝ていただけ、に見える。
アメが動き出した。
私に覆い被さる様に両腕を私の肩の横に手をつき横になったままの私を見下ろす形だ。
先程の時間の効果か、私はもう緊張はしなくなっていた。
同じくらいアメだって緊張しているのだ。
ゆっくりと布団の中で私の下着を外して行く。その手つきもやはりたどたどしい。
だから、いい。
先程まで頭が出ていた布団の中にアメは消えていった。
デコルテを撫でる。腕にキスをする。
そして遂にアメ華奢な手が私の乳房を包み込む。
そこからキスではなく舐める様な舌の使い方をする。勿論乳房だけではなく、耳も首筋も舐めあげる。
包まれた乳房はやがて乳首を指先で刺激する。
「んんっ、、」
思わず声が出る。
乳首は生暖かいアメの舌の温度と初めての刺激感覚だった。
乳房を揉まれながら、アメはどんどん潜っていく。何をするかは想像はつく。だけど感覚は未開だ。自分がどなるか怖かった。
でもそれ以上にアメに触られている心地よさの方が上だった。
胸から腹へ、ウエストにキス。
お尻から脚、丁寧に、大事そうに撫でる。
私の秘部には相変わらず触れようとしない。
でも私には分かっていた。
先ほどから子宮がきゅんきゅんなっている事を。
「早く来てくれないかな?」
そう思える自分がまず驚きである。
アメは熱心にキスしたり、撫でたりする。
私は慣れてきたのか、恥ずかしいが次を期待せずにはいられなかった。
そのら気持ちを分かってか、たまたまか、アメは私の誰も未開発な秘部に吸い込まれていく。
作品では必ず女性は攻められて喜ぶ所。
さぁ、その真実が今わかる。
アメがペロッとした、
「んあっ!、、な、、何っ!」
私はとてつもない電流が身体に走った。
アメは布団の中から顔を出して
「大丈夫。怖くない。あけちゃんはそのままで、いいんだよ。それとも、、嫌かな?辛い?」
アメは相変わらす優しい。
「ううん。ちょっとびっくりした。嫌じゃない。、、でも声が出ちゃう。」
「いいよ、気持ちいいなら。あけちゃんが気持ちいいと僕も嬉しいんだ。だから、我慢せずに聴かせて。」
話終わるとまた布団の中に滑り込んで行った。
あんな、、全身に電流が走るなんて、、
少なくもと今の私達は獣ではい。
大事に大事に扱われてるお姫様みたいだ。
次に押し寄せるだろうと思われる電流に備える。布団を握りしめたままだ。
アメは再度舐める。
私の身体は魚の様に跳ね上がる。
アメはキスをしたり、周りを舐めたり、時に大事な部分を大袈裟に舐めあげたり。
その度に私はピクピク反応する。
アメは下半身攻撃をなかなか止めようとしない。
私の反応を楽しんでいるのか、、
少なくともそれだけ攻められると、私の息もあがる。
「はっ、、はっ、、んはあっ、、」
大事な所に当たる度、
「うひゃんっ!、、、や、、痺れ、、る」
と声が出る。
やがてアメはリズムよく徹底的にそこを責める。
「んあっ!、、あっ、、アメっ!いやっ、、何か、、来るっ!ダメっ、、、、ん、」
大きな波にさらわれてそうだった。足が固まる、何かがせりあかってくる。
何だ?これ、、
下半身に力が入る。今考えられるのは全集中した舐められているそれだけだった。
考えるとか無理。
電流が頭まで突き抜けて身体は言う事を効かない。
本当に大きな波が来た。
もう抑えようがない。
「アメっ!、、、私、、おかしくなりそうなのっ!」
アメのリズムは変わらない、更にスピードが上がっている様だ。
きゅーーーんと何かが私を貫いた。
「あっ、、あっ、、やだ、、来るっ!やだっ!んっ、、、あ、ああああっ!!!いっちゃうぅ!!」
びくんびくんと股間が脈打つのが分かる。身体もひくひくしている。
これが俗にいう「いくっ!」か。どこに行くのか分からない言葉だけど自然にでるものだなぁ、、、
とぼんやり考えながら体力はかなり消耗しているので肩で息をする。
自分の始めての絶頂と余韻でアメを気遣う余裕などなかった。
そんな間にアメはコンドームをつけ、まだ肩で息をする私に優しくキスをした。
「あけちゃん。大丈夫だね。」
何か大丈夫か分からなかったけど、今はそれ所ではない。
まだ余韻が残りっぱなしだ。
にるゅり、とアメが入って来た。
え?想像してた程痛くない。何で?
もっと身体が裂ける程痛いものだと思ってた。
確かに異物感は半端ないが、無理矢理こじ開けられてる感もあるが痛くない。
あぁそうか、多分アメのお陰だ。
長い前戯で力みを取ってくれて、私を最初にイカす事で受け入れやすい状態を作ってくれたのだ。
しかし初めてには変わりがない。
流石に異物感は半端なくある。いくら余韻が残っていても決して気持ちいいとは縁遠い。
アメは入れたまま動こうとしない。
逆に繋がったまま優しくキスを繰り返す。
「あけちゃんを感じる。僕ら繋がってる。」
アメにとっては激しいピストン運動よりも、私と繋がれた事に喜びを感じている。
繋がったままキスを交わす、何度も何度も。
ほんとにアメは私を大切にしようと思っている。
気持ちよくなりたければ思い切り腰を振ればいいのに。
私だけイって、それは不公平だ。
アメにもイって欲しい。でないと何だか悔しい。
「アメ?、、、アメもイって。じゃなきゃ終わらせない。」
「え?、、でも、、」
困ってるアメ。多分動くと私が痛がったり困ったりするとでも学習したのだろう。
「私は大丈夫。アメのイった顔が見たいの。お願い。」
多少の痛みは耐えるつもりだった。
それ程、この可愛らしいアメがどんな風にイクのか?純粋に見たかった。
「いいのかな?嫌だったら言ってね。止めるから。」
会話が続いている間もアメの膨張率は下がる事はなかった。
「じゃあ、行くね。」
深く沈んでいたアメのそれがゆっくりとバックして行く。
そして、また深く沈む。
沢山濡れているからか、ほんとに痛みはなかった。
ただ入り口と奥まで来た時の内臓への
圧迫感があるだけだ。
アメが苦しそうに前後運動のスピードを徐々に上げる。
突き上げられる度、私の身体も少しずつずりあがって行く。
アメの呼吸がどんどん荒くなる。苦しい様な快感に耽っている様なアメの顔を見ているといとおくて堪らない。
更にアメのギアが上がる、アメは汗だくだ。
その頃には異物感もだいぶ薄れ、なんて言うか、私の中の上の部分。
奥までつかれた時のかきだれる感じ。
それはまた
舐められるだけとは違う気持ちよさがあった。
深く繋がる幸せ。
相手の興奮してる顔。
そして何よりも、対話だけでは得られない好きな人の温もり。
セックスでし語られない愛情がある。
「アメ、、気持ちいい?」
「うん、、っ、、とても、、あけちゃんの中凄く温かい、、、」
途切れ途切れでアメは答える。
「アメ、、キスして、、」
熱い吐息同士の深いキス。
いよいよラストスパート。
私もいつしか両足をアメの腰に絡め喘いでいた。
「一緒に、、、、」
「うん。そうだね、一緒に、、」
私は激し痙攣する。
アメは一瞬ぐっと力を込めたが直ぐに脈を打つ様に身体震わせ、果てた。
ゴムの処理をして、また布団の中に入ってきだ。
アメはまた私を抱き締めて言った。
「大丈夫だった?辛くない?」
この子はほんと私の心配ばかりする。
「大丈夫だよ。優しくしてくれてありがとう。嬉しかった。」
アメは安心した様に微笑む。
最初のコメントを投稿しよう!