枯れた女王様の恋愛事情

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初めて異物を入れた私の股間は何だか変な感じ。 それでも、それよりも隣で寝ているアメの果てた顔が更にいとおしい。 アメもあんなに緊張していて、初めてなのにリードまでしてくれた。 全身全霊私一番に考えて。 獣にならないらセックスもあるんだな。 全く怖くなかったし、それよりもいとおしさの方が勝っていた。 私は仕事上【セックスはこういうもの】と型にはまり過ぎていたのかもしれない。 こんな優しい会話の様なセックスがあるなんて知らなかった。 良かった、アメで。 多分アメでなければ私は壁を崩す事は出来なかった。 セックスに対する概念が全く変わった。 素直に横にいるアメに感謝したいし、いとおしい。 セックスはつまり深いコミニュケーションなのだ。繋がってみないとわからない会話。 そういう事だったのか、、 目から鱗だよ、ほんと。 でもとても幸せな気分に暫くひたった。 ほんとはもっとしたい。 贅沢かな? またあの心地よい気持ちよさを感じたい。夢見るような癒しと興奮。 次は私が頑張っちゃおうかな? ぐったりと寝むるアメ。 今日は寝かしておいてあげるかっ。 放置されてた猫のココがやっとベッドにやって来た。 え?もしかして気を使ってた?いつもならアメといると焼きもち焼くのに。 「さぁ次は僕の番にゃ。」 と言わんばかりに、アメと私の間に無理矢理入ってくる。 「世話の焼ける二人だにゃ。」 すいません、ココちゃん。
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