六
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冬の海上を船がゆく。 甲板は凍てつき、空に重く垂れ込めた雲が圧し迫ってくるようだ。 こんな時、外套を掛けてくれたのはいつも桐吾だった。 いつもいつも私の傍らに在ったのは桐吾だった。 「雪が降って参りました。どうぞ船内へ」 「ああ、暫し……」 …………雪 雪、か。 桐吾には───────似合いの手向けだ。
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