裏舞台6

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裏舞台6

 様々な本が至る所で山を成し、棚や本の山頂などには様々な種類の雑貨が置かれた部屋。そこにマーリンとアモは姿を現した。  そして先に歩き出したアモが丸いテーブルの近くに置かれた椅子を引きそこにマーリンが座る。 「なぜあのような人間に我々のことを話したんだ?」 「我々って随分と馴染んできたようね」 「・・・」 「ふふ。別に怒ってるわけじゃなわ。――そうねぇ。アタシの勘だけどね」 「勘?」 「彼なら適正だと思うわ。多分、成功する」 「あの男がそれを拒んだらどうする?」 「もちろんその時は……」  言葉を続ける代わりにマーリンは不気味な笑みを浮かべた。
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