《その7》

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《その7》

 本題から脱線が続いておりますが……。  ーー本日、有給2日目。   そして、息子たちがインターハイを目指して競技をする日でもある。  高3と高1の息子たちは走り幅跳びと三段跳び、そしてリレーのメンバーとして走ることが決まっている。  インターハイをかけた高体連は本日から4日間行われ、徳島県の競技場に駒を進められるよう、ライバル、そして己との戦いが始まる。  親ですからどこにでも駆け付けで応援してきたけれど、このご時世、コロナとの戦いも始まっていて無観客の開催となってしまった。  長男は、これで最後の大会になるかもしれない……。  今大会の場所までは我が家から車で4時間以上はかかる。  けれど私はどこだろうと車を走らせる。  それなのに……。  大事な大会だというのに、偶然有休でたっぷり時間もあるというのに、気持ちがどこにも向かないでいる。  悲しい。  こんな感情になることが辛い。  子供たちにはラインでメッセージを送ることにした。  お母さんがこんな悲しい顔でいる所は見せられないのに、気力がまったくない。  限界を感じる。 「お母さんのために、良い結果出すからね!」  と、返事が来ました。  もちろん涙が流れました。  こんな気持ちではいけない!  お母さんも頑張るぞ!!  
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