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「あー俺バス停までちょっとあるし帰る準備するかな。」
「自分もお母さんに心配かけたくないな。」
2人はそう言ってカバンを手にして机の上にあった筆箱やモバイルバッテリーを片付け始めた。私も母に「今から帰ります。」と連絡を入れて机の上に置きっぱなしだった筆箱をスクバの中へと放り込んだ。
「じゃあ帰るか、」佐伯がそう言ったので忘れ物がないかを確認して窓の戸締りも確認、電気を消して私たちは私たちの教室を後にした。
11月だったので外はもう真っ暗であった。
帰り際、佐伯が「じゃあな、」井田が「じゃあね、」私が「またあしたー!」
そんな別れをして各々帰路へ着いた。
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