異世界から着た金色の、竜姫のリムのお家は、お好み焼き屋【さつき】

2/137
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/137ページ
第2話 プロローグは少女の夢の中で! (2) 「ん? ああ、別に、母上や叔母上達に怒られも。叱られても。別にリムは構わない。構わないから……。それよりも? 早くパパの許に。許にいってあげないと大変なことに。ことになってしまうから。リムは急ぐね……。では、サヨウナラ姉上……」 「ちょ、ちょっと待ちなさい。リ、リム……。お父様が大変。大変って、一体どう言う事? どう言う事なの、リム~? ちょっと待ちなさい~。リム~。私も~。私もついていってあげるから~。待ちなさい~。リム~。リム……」と。  少女二人……。  姉妹の会話が漆黒の闇に覆われた空間の中から聞こえてきたのだ。  それは? ある少女の脳の中、夢の中、転寝の最中、最中に、彼女の夢幻の中で二匹のドラゴンの姉妹が会話をしている最中と。  その後と二匹のドラゴン……。  金と黒の肢体、容姿を持つドラゴンは、黒い闇。渦巻く闇の中へと、慌てふためきながら飛び込むのだった。  彼女達二人が先程から口にしている『パパ』の許へといくためにね。  と、言った。昔、昔の童話、物語でした。  ◇◇◇◇◇
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!