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第3話 目覚め? (1)
「リムちゃん! リムちゃん! 起きて! 起きてよぉっ!」
「…………」
「早く起きないと、本当において帰るよ。リムちゃん……」
「…………」
「……ん? どうした? 澤田? 竜田の奴起きないのか?」
「うん、そうなの、上田……。先程から何度もリムちゃんの身体を揺らし、揺すっていて起こすのだけれど。『ううう……』と、声を漏らすだけで、全く目を開けないのよ。困った事に……。もう午後のホームルームと終礼、掃除も終わったから帰宅をしたいのに。リムちゃんの口からは、『ううう』と、『ムニャ、ムニャ』しか漏れてこないの。だからどうしようか、上田……?」と。
少女の気落ち落胆をする声音の台詞と言葉が聞こえてくる。
またくると説明をしたところで、良く見て確認をすれば。
う~ん、どうやら、声の主である少女は転寝をしているようで。
自身の友人、お友達の少女が転寝をしている少女の身体に触れ触り、声をかけ、揺すりながら起こしている最中のようなのだが。
転寝をしている少女は異国?
ハーフの娘なのだろうか?
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