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第7話 目覚め?(5)
「おい、おい。竜田~。今のはぁ、竜田が悪い~」
「竜田~。澤田が文句を言う。不満を言うのは仕方がないぞ~」
「リムちゃんの今の声、本当にびっくりするぐらい大きいものだったよ~」
「うちらもみな、ビックリしたもんね」
「うん。驚いた」
「竜田さんの声が、咆哮や怒声みたいで大きかったからぁ~」
「ああ、確かに、竜田の怪獣、恐竜みたいな咆哮、怒声は、本当にリアルに恐ろしく聞こえたから正直、俺達皆、全員驚いたぞ~。竜田~」と。
先程サチが、リムが起きないから『何とかして欲しい』と、助け船を出していた上田少年が、この場に居残るクラスメイト達の、最後の鳥、代表のようにリムへと不満を漏らすのだ。
余りにもリムの大声! 咆哮! 怒声が! 悪しき獣、物の怪、怪獣、ドラゴンの雄叫び、威嚇──『ガオ! ガオ!』とリアルに。
この教室に只今居残っているクラスメイト達が、驚愕、恐れ戦き、震え硬直化したぐらい怖い。
畏怖するものだったと苦笑を浮かべながら不満を漏らせば。
リムは直ぐに俯き、反省のポーズ!
そして謝罪だ!
「ご、ごめんなさい……。ついつい転寝していて寝ぼけてしまっていたの……。みんなごめんね」と。
リムは、自身の頭を何度も深々と下げながら教室内に居残っているクラスメイト達と謝罪をしたのだ。
本当に反省をした顔をリムはしながら謝罪をした。
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