俺のもの side真

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「あと1回は俺も転勤があると思う。 けど、俺の所属は大阪本社だ。 住居は撫子が毎日店に通える所に構えないとな」 「う、うん……?」 「お前がずっと仕事を続けても全然問題ない。好きなことをしていい。 むしろ応援する。 子育ては俺も一緒にやる。 撫子の子供は、きっといつもツヤツヤの髪をしてるぞ」 「し、真……あの、それって、」 「……さっき付き合おうって言ったばかりだけど、俺はその先もちゃんと考えてるから。 撫子が落ち着いたタイミングでいい。 結婚しよう、俺達」 「……っ!!」 「ほら、返事は?」 「は、はい! ……えっと…… ふ、不束者ですが末永く……可愛がってね?」 「フッ…………よしっ! じゃあ、明日、ここにはめる指輪を買いに行こう」 そう言って撫子の左手を持ち上げる。 「あ……ひょっとして、泉と京の?」
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