流れ星に願いを

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 サクッサクッと雪を踏む音が静かな夜の道に響き渡る。  ハァ……と息を吐くと、白い。  今の気温は体感ではマイナスはいっているだろうか……それほど、寒い。  辺りを見ると、夜中のせいか人はいない。  街灯は着いているが、あまり人が通る場所でないためか薄暗い。  不気味で怖いが歩き続ける……。  しばらくして、街から少し離れた丘の上へとやって来た。  ふぅ……と一息、息を吐き、上を見上げる。  すると、そこには一面に広がった星空が広がっていた。   「綺麗……」    街の明かりもなく、街灯もない丘のでは星空がくっきりはっきり見えていて、とても綺麗だった。    しばらく、見ていると流れ星が流れた。   「流れ星!」    そういえば、流れ星が流れている間に3回願いごと言うと願いが叶うんだっけな……と思っているとまた流れ星が流れる。   「願いごと、流れ星が早すぎて言えないな……」    それでも、願わずにはいられない……この願いは叶えてほしい……そう思ってわざわざこんな夜中に丘の上へとやって来たのだから。  更に流れ星が流れる。   「どうか、叶いますように」    そう思いながら、流れ星が流れる度に願ったのだった。
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