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憂鬱の始まり
この頃からだろうか、家にも居場所が無く学校にも居場所が無いように感じていたのは。
何だかあの一件以来、女の子と仲良くすること自体嫌になっていてよく話すのはななかとまみこだけになった。
当時流行っていたポケモンゲームを買ってもらった私は、男友達とばかり遊ぶ様になった。
放課後良く会っていたのはかずひさにゆうた。
そして暫くしてしおりも同じ物を買い、四人でよく通信対戦や交換をした。
その時間だけが癒しに思えた。
帰りたくなくてグズった日もあった。
家も学校も無くなりゃいいのにと思った。
家に帰り着くと其処には何だかやつれきった姉が居た。如何やら急遽退院したらしい。
詳しい事情は分からなかったが、また嫌な毎日が始まるんだ。と余計に気分が落ち込んだ。
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