シンデレラ

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「そんなのほっといていいから」 あぁこのままこうやって飲み込まれていくんだ。 人肌のぬくもりに、彼の動作に、 夜が更けていく。 意識が遠のく。 肌を合わせて2時間後。 ぼぉっと天井をみていたら スマートフォンがなった。 「ん、大丈夫だよ。わかった。今から行くね」 ・・・私には電話をかけるなというのに。 そんなことをぼぉっと考えていた。 私、本当にそういう立場なんだな。
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