結里子 23

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「それとさ。リコの仕事が落ち着いたら 結婚しよう。 いや、してくださいますか?」 え?え?え? 突然の告白に 思考が停止してしまって 言葉が出なかった。 「ダメかな?」 「……ダメなわけないじゃない!」 やっと出た言葉の後 笑い泣きで、くしゃくしゃの私の顔を ケイは、いつもの笑顔で覗き込んでから 胸の中に包み込んでくれた。
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