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事件開幕1
2021年 1月1日午前8時
畑山課長「検死の結果やけど、原因不明の心停止。しかも、3名共や。防犯カメラやら全部見たけど、さっぱり分からんわ。」
上田(確かにな……。あの状況。どう考えても他殺の線は薄い。せやけど、3人が同時に心停止って…どやったらそんなん起こるねん。)
畑山課長「とりあえず、なんもわからんかもやけど、本部預かりになった。せやけどこのまんま何も起こらんとは限らへん。みんな気ぃ張って巡回してくれ!」
上田(とりあえず、青木んとこ行くか。)
とある喫茶店
上田「おー。こっちこっち!青木!」
青木 龍二[あおき りゅうじ]
青木とは中学からの付き合いだ。
青木「あけおめー。久々やな。」
上田「あけおめてwwまぁ相変わらず青木は、青木でよかったわ。」
青木「んで?今日はなんの用件でっか?」
上田「先日の、タワー不審死の件についてや。」
青木「あー。あの3人一気に心停止の件か?お前もあの場にいたらしいな。俺も色々調べとるけど、なーんも分かりませんわ。」
上田「裏に詳しい青木でもさっぱりときたら、どないしましょうかね?」
青木は、高校中退後すぐに半グレグループ 関西ユニオン 通称関ユニ に所属。現在は幹部にまで昇進。
青木「せやけど、いきなりの心停止。ほんで、レベル5のみ。まぁ厄介な人間がおるもんやな。まぁうちの会議もこの後あるけどその話題で、埋まるやろな。」
上田「まぁ、このまんまたまたまって可能性もあるしな。」
青木「喜一もさ?そろそら関ユニ来る気になったんか?」
上田「俺は入る気ないゆーてるやん。お前んとこの目的、レベル制の撤廃。それには賛同するけど、俺一人入ってもなんもならへん。」
青木「あほかお前は。お前ほどの腕っぷしの人間誰が欲しがらへんねん。まぁ早よポリ辞めてこっちこい。お前の目的にも力になれるさかい。」
上田「考えとくわ。とりあえずこれからどうしよかねー。」
青木「未来[みく]は元気しとるんか?」
上田「あぁ。奏[そう]ももうちょいで小学生やしな。」
広瀬 未来[ひろせ みく]
広瀬 奏[ひろせ そう]
二人は俺の元嫁と息子だ。
青木「まぁ元気ならよかったわ。お前の頼みやし俺ら関ユニも見張ってるし。あの子はいい子やったのにお前のせいで……。」
上田「その話はやめろ。俺が全部悪いとは思ってる。」
青木「ほなら、俺は行くで!また連絡してくれ。」
上田「おう。情報入ったら連絡するわ。」
青木「ほなな!気ぃつけろよ。」
上田「お前もな。」
上田(さてと、どないしまっかねー。青木にも頼んだ事やし。明日は休みやし今日は帰るか。)
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