一体、何を考えてんだか

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 給料が少しくらい上がったからって景気のいい顔をする奴は、オフショアバランシング戦略を進めるアメリカの怖ろしい陰謀に踊らされ、アメリカの兵器を爆買いする為、一千兆円借金しても大丈夫とまたアホな発言をした安部晋三のようにエビデンスなく将来を楽観視するカスである。賃金上昇率より物価上昇率の方が高いし、消費税が不当に高いのだから実質賃金はダダ下がりなのである。これは円安が進むと、もっと酷いことになる。嘗ては円安になると輸出で儲けていたが、今や輸入に頼っている日本は円安輸入インフレになるのである。そして国債をしこたま溜め込んでいる日銀の黒田総裁は、今後も決して利上げできないからアメリカとの金利差は広がるばかりだし、安部とのアホコンビも健在で自国通貨建てだから大丈夫とばかりに防衛費倍増するべく金を刷りまくる方針であるし、ファンダメンタルズ的に言えば、アメリカがリセッション傾向にあるとは言え、日本はアメリカより実質賃金が全然低い上、自民党の方針では金融緩和し、利上げしない黒田日銀総裁を肯定し、この物価高騰の状況でも消費税を増税し、国民の負担を増殖して更にスタグフレーションを悪化するに違いないから円安は進むと予想される。だから只、貯金をしていては実質的にはどんどん目減りしてしまうのである。となると、株を買うなどして投資する必要がある。だからかどうかは知らないが、岸田は総裁選や首相就任の時は所得倍増を打ち出していたのに今になって資産所得倍増と言い出した。しかし、株を持っているのは国民全体の約一割。その多くは富裕層だ。約九割の国民は株を買う余裕はない。だから資産所得倍増の前にやるべきことは所得倍増だ。何しろ、日本の平均年収は先進国の中で唯一減少傾向にあり、一世帯あたりの所得中央値は1995年545万だったのが2019年には437万まで落ち込み、而も物価高騰で実質賃金が2年前より11.2%も下がっているのだ。それに引き替え、新自由主義と縁故資本主義による金権政治の恩恵で富裕層は太り、大企業の内部留保は右肩上がりで上場企業の株主還元率は何倍にもなり、その結果、中間層は細り、貧困層が増え、貧富の二極化が顕著になった。  岸田はこの様な結果を招いた、経済的に余裕のある者の自由を拡張する新自由主義の是正を目指したからこそ自ら言う「新しい資本主義」の中で分配政策を打ち出したのに分配が富裕層に偏ってしまっているのだ。にも拘らず資産所得倍増って言う心理が分からない。まさか金持ちだけ活性化しようとしているのだろうか?一体、岸田は何を考えているのか?新しい資本主義実現に向けて政権発足後、実現会議を立ち上げたが、何も考えていない証拠となることに岸田自ら政策理念を説いた形跡はなく参加した者の間でも誰も具体的な案はなかったというんだからお粗末もいい所だ。部下も間抜けならリーダーも間抜け。だからこそ信念なく公約を反故にしてコロッと変われる訳だし、外遊先のロンドンでインベストインキシダ発言をしていい物笑いになる訳た。こんなのが首相をやっているのに支持率60%越えって一体、日本国民も何を考えているのか、畢竟するに何も考えていないのだ。そう言われてもしょうがない有様だ。  岸田政権では参院選後、憲法改悪、防衛費2倍、原発再稼働、消費税増税、教育費と社会保障費と年金削減等々益々自分たちの生活を脅かす政策が執られるのは必至なのに本当に何を考えてんだかと呆れ返ってしまう。そんな中で僕が生き延びるにはコロナ感染対策をばっちりやって且つお手軽な所でFXでもやって儲けるしかないか。という訳で僕はこないだFXの口座を開設し、早速ドル円一口だけ買って今日、再び130円台になったところで決済してちょっと儲けた。取り敢えず利食いしたかったから。そしてまたドル円を買った。これからも円安が進むに違いないから。  これから生き抜くことはサバイバルを勝ち抜くことだ。間違っても借金掲示板に手を出して金を借りるというようなヘマはやらかしてはいけないし、そうなったらおしまいだ。
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