パンデミック

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3人は非常口に飛び込んで神叉が扉を閉めて、コンマ1秒後にデモリッシャーが激しく扉を叩く。 神叉が扉から飛び退き、激しく息を切らしながら言う。 「一体どうなってんだッ!!?何だよこれっ・・・!?」 冴島と上城も激しく息を切らしながら激しく狼狽えていて、3人はスーパーパニック状態に陥っていた。 これは夢かと本気で神叉が疑い、目覚めろと頭を振るう。 が、一向に覚める気配などなく、どうやら現実のようだ。 「ここはまずい 外に逃げよう!」 神叉と冴島と上城は口々に狼狽を口にしながら非常階段を駆け降りて行く。 とーー 3階の非常口扉が開いて非常階段に男性と女性が逃げ出してきて、神叉たちがビックリする。 男性が扉を閉めて、女性が激しく息を切らす。 男性が神叉たちを振り向き、神叉たちが見返す。 「バイオハザードかこれは?」 ゲームに映画で見知ってる男性が割と冷静に神叉に聞き、神叉が言う。 「分かんないです」 「きっとバイオハザードだ」 「何よバイオハザードって!?何なのよこれッ!!?」 スーパーパニック状態の女性が発狂するように言う。 「きっとゲームがリアルで起きたんだ。信じられないが」 「脱出しないと!」 神叉が言って、男性が頷く。 「ああっ!」 5人は非常階段を1階まで駆け降りてきて、男性が外へと出る扉をそっと開けて外の様子を覗う。 「ヤバいな」 どうやら外も同じようで、叫びと悲鳴が鳴り響き渡っていた。 「外もクリーチャーだらけだ」 「逃げられそうですか?」 神叉が聞く。 「分からない。おれの家は近いが。君らは家近いのか?」 「電車乗らないと帰れません」 「そうか」 「一緒に行ってもいいですか?」 「ああ。君らはどうする?」 男性が女性陣に聞き、付いて行くと答える3人。 「ここから歩いて10分ほどの距離だ。 じゃあ、行くか」 男性が扉を開けて出て行き、神叉たちが続く。 外もカオスで、感染者たちが人々を見境なく襲っていた。 警官が拳銃を発砲していて、デストロイヤーにブッ潰されるのを目撃する神叉。 5人はビビりながら足速に移動して行く。 と、スクリーマーに見つかり、スクリーマーが甲高い唸り声をあげながら走ってきた。 スクリーマーが耳を劈く叫びをあげて、5人が耳を押さえて悶え苦しみ、そこへフライヤーが飛来して女性に襲いかかる。 「きゃあッ!いや!助けてッ!」 女性が八つ裂きにされる中で、男性がスクリーマーに何とか肘打ちして倒して、叫びが止んだ。 「走るぞッ!」 男性が駆け出して、神叉たちが全速力で続く。 そこここで人々が八つ裂きにされている中を4人は必死に駆け抜けて行き、一目散に走りに走って、そしてーー 男性のオートロックマンションに駆け込んで、男性がオートロックを解除しようと鍵を取り出す。 ランナーがついてきていて、 趣味でキックボクシングかじってる神叉がとっさに蹴りつけて倒し、男性が消化器を手に取って唸りながら起き上がってきたランナーの頭目掛けて振り下ろし、消化器で頭を叩き潰す。 冴島と上城がグロさに絶句し、男性が鍵を取り出してロック解除して、4人は入って行き、エレベーターに乗って7階に上がり、男性の部屋に避難する。
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