お隣の入居者

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お隣の入居者

 丁度昼食を終えた僕が、食器を片付けながら、ふと庭に面した窓へ目を遣ると、擦り硝子越しに誰かがこちらへ近付いて来るのが見えた。 『──誰だろう?』   どうやら女性だとは判ったが、見知った人では無さそうで、胸にあれこれ思案を広げると玄関チャイムの音が鳴り響いた。
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