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「あれ?おい!ブサイクじゃねえか。イーサンが探してたよ。暫く学校に来てないってな。ケイティを撃った野郎もまだ捕まってねえからイラついてんだ」
研ぎ澄まされた五感にはキツイ口臭に吐き気が込み上げる。
強化された目が捉える荒れた肌。
「俺の名前はリックだ。クズ野郎」
グロック17を徐に取り出すと、腐ったブタの顔にマズルを向けトリガーを引いた。
「お前なのか!! 」
ブタが口をオーの字に開けたまま赤く弾けた。
硝煙で霞む。
BGMを盛り上げる悲鳴。
「黙れ!」
ノイズに合わせてギターがレクイエムを奏でる。
トリガーを引く度に音も色も千切れてバラバラに飛んでいく。
突如としてアップテンポに。
クレイジーなロックから再びノイズとなって俺の脳髄をグチャグチャに引っ掻き回した。
散らばる薬莢はドングリ。
食らえよ、F※k you。
中指を突き立てる。
「音を止めろーー」
四方八方に銃口を振る。
俺に近寄るな。
暴れ回るノイズ。
頭の中に飼ってる灰色の鼠がキイキイ泣きわめく。
網膜にぶちまけられるサイケなペンキ。
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