弱いんだな・・・何も言えねぇ

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弱いんだな・・・何も言えねぇ

今まで知り合ってきた男なんざ、ろくなやついなかった。 いい子頭ポンポンとか、してきたらピンタをくらわせてやったのに。 私は血糖値が上がるエネルギー消耗感あいなり疲労感を感じ寝てしまった。 この暴れ馬みたいな私を誰かがなでなでしてる、しかもなんか、腰のあたりに手あててるのは気のせいですか? もうどうにかなっちまいそうで、あたいは、無理だ・・・ 弱いんだな・・・何も言えねぇ。 昼食の時間、今度は優しそうなかわいい看護師さんが来てくれた。 圭子の内心、あたしもこんな風にかわいくて人様に誇れる仕事についてみたいもんだなぁ。 「谷さん、食事とれますか?無理そうでしたら点滴をと出木杉先生からきいていますが」 内心圭子はわらっていた。 -----ぶふふふううw、出木杉ってほんとにいんのかよ!?どら〇もんだけじゃねえのかwと。 看護師さんにこたえる 「あ、はい、昼食は食べられます。私のインスリンは・・・」 「ああ、出木杉先生が説明ついでに打ちにいらっしゃるそうなのでお待ちくださいね」
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