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それを聞くと、オレは急に小半典のヤツをいじりたくなってきた。
「──なあ、お前、いつの間に太古魔術研究同好会の瀬里煉とつるみ始めたんだ?・・それとも──、実は、もう彼女とおあつきあいを始めてるとかか?」
「い、いや! そんな関係じゃないよ! 同じ新球技を作る方向で意見が一致したので協力して進めているんだよ!」
やや、顔をそむけるようにして、慌てて返事をする小半典──オヤ? 耳が赤いぞ? あ、これは、やはり・・・
「あー。まぁ、いいや、とにかく放課後頼むゼ!」
オレは追及を急ぎ切り上げると同時に、ちょっと離れた席に座っている瀬里煉・師黒・ランデバルの姿を見やった。
──どうも、ギャルの未炬南・玲弦・シレビネアと、他の女子生徒3人くらいに囲まれていたが──別に責められているわけでなく──なにか、新球技と、小半典との関係について興味を持って根掘り葉掘り聞かれている様子であった。
(ン・・まぁ、大丈夫そうだな?・・おっと、オレもゆっくりとはしてられないゼ!)
オレは、クラス委員長の慈琉奈・デストーク・良湖畔との約束を守るべく、急ぎ、隣の金星クラスにいるマブダチの斬牙良・スベア・半場山とコンタクトをとるために──教室の後ろの出口にダッシュした。
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