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気づけば私は悲鳴を上げながらベッドから飛び出していた。
言いようのない恐怖感。得体の知れない存在がずっと近くにいたという現実は、どんな怪談よりもずっとずっと恐ろしかった。
ベッドから這い出した私を見て、幸助も短く悲鳴を上げる。腰を抜かしかけたのかもしれない。
それを見て秋人くんと友也くんはケタケタと笑いながら「ドッキリ大成功!!」と高らかに宣言する。
そして「じゃじゃーん」とどこからか取り出したプレゼントの袋を幸助に渡して拍手。
秋人くんは私の方を見て言った。
「ありがとう!マジ迫真の演技だったよ!分かってても俺らもビビっちゃたし」
違う・・・違うのだ・・・
未だにドキドキと心臓が鳴り止まない。先ほどのドキドキとは違う意味だけど、今の方がずっとずっとドキドキしている。
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