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友也くんと秋人くんと顔を合わせるなり早速ベッドの下に入り込んでリハーサルをしてみた。2人とも一応ドッキリとはいえサプライズだからオシャレをしている様子だった。友也くんなんかグレーのセットアップで落ち着いた感じを演出していて私的にストライクなファッションだ。 「うーん、幸助が部屋に入ってきてすぐ飛び出す方が位置的にいいね」 「そうだね。私のところからドアが見えるから、タイミングは測れると思うよ」 などと細かい微調整を重ねて、それなりに計画がまとまった。問題は幸助がいつ帰ってくるか分からないところだったが、それも幸運が味方する形になった。 私が再度位置を確認しようとベッドに入り込んだところで、秋人くんの携帯が鳴った。 「あ、幸助からだ。雨降ってるから傘持ってきてくれない?だってさ」 ということは傘を幸助のところまで持って行き、一緒に帰ってくれば帰宅のタイミングも連絡することができる。 「そしたら幸助迎えに行ってくるよ。俺らが戻る頃になったら連絡するけど、多分5分もかからないから一応ベッドの下でスタンバイしてもらえるかな?」 はーい、とベッドの下から私は返事をし返す。 かくして冒頭のような状況が生まれた。
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