変わる

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「中原くん! 今日からウチで働いてもらうから、なっちゃん、よろしくな!」と、資材屋の山本さん。 「あ、は……い。」呆然とする夏。 「なっちゃん、じゃあな!」 「夏さん! では、失礼します。」 「あ、はい……」  !やだ〜克也くん、ふふ〜 かっちゃん! なっちゃん! ふふふ、有りだなぁ〜 「ふふふ」 「何1人で笑ってんだあ?」 「なっちゃん怖いよ!」と、オジさん達 「あ……」現実は、オジさんばかりの事務所(オフィス) 「はあ〜」ホント溜息しか出ないよ。  でも、どうして、あんなに若いイケメンが、こんな田舎に転職して来たのだろう? 都会で何かあったのかなぁ?  そんなことより、私……こんな体型じゃダメだ! 「よし! ダイエットするぞ!」 「え? なっちゃん痩せるのか?」 「うん! 頑張る!」 「まあな、太ってるとワシらみたいに成人病の心配しなきゃなんねーからな」 「だよね〜って私、まだ28よ! また、元のスラッとした体型に戻すわ!」 「なっちゃん、スラッとした時期あったんけー?」 「失礼ね、あったわよ!」 「知らねーな」 「おーー最初から太っとったよな! あはははは」 「んなことないわ! 見てろよ! 痩せてやるからな!」 「おーー頑張れ!」 「こりゃあ、楽しみだなぁーハハ」  なんだかバカにされたような気分だわ。 本気で痩せるわ!の為に……
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