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第二話【トモダチ】
とりあえず、彼女に友達を作らせよう。まずは気軽に話せるあの人に行ってみるか。
「んぁ?どったんや英治。」
(やぁ僕は天の声の主様じゃ、主人公の名を言い忘れてのう2話でやっと知れるんやで彼は伯川 英治君やでよろしくやってクレメンス。)
「あのな、これからの学校生活の為に彼女…あー、佐々木 花蓮さんに友達を作りたくって。」
彼女は羽田 ルーナ、母がアメリカ、父が日本人のハーフだ。
「あーね、ええよ。うちもちょうど暇やったし。」
暇だった…
「あとさ、夏祭りくる?」
それを言った時ルーナは顔を下げた。
「あのさ、あんたのお隣さん。余命宣告されたやろ、原因不明の病で。」
え、
そうか、
「あのな、花蓮ちゃんはしらんと思うけど、うちの両親は病院で働いとるねん。今も君を治せなくて後悔しとるんや。」
すると佐々木さんは手を握り閉めて言った
「あの、すいません。私なんかわけもわからず生きてしまって…」
俺には理解するのに時間はかかったが結論、友達になってくれた。
次の朝、LINEが届いた。
『あのさ、良かったら今週の休み一緒に神社行きませんか?』
『神社?』
んーまぁ暇だから行くのもアリか…
『わかりました、行きましょう!』
それにしても神社なんて珍しいな。わくわく♪
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