花を探す君の忘れ物

外伝【佐々木花蓮日記】

１日目
今日は入学式。私の探し物は見つからず、空を見上げて思ったのは私の死だった。
ある男の子が私をじっと見ていたから言葉をかけたらびっくりしてて思わず笑いそうになった。
もしかしたらその人が私の真実を考察して、見つけてくれるだろう。

2日目
今日は入学して2日目、皆私を見る。
彼(英治君)は私を『ミステリアス少女』と言っていた。
教室に入るといきなり英治さんが怒っていてびっくりした。どうやら私の机のラクガキに怒っていたらしい。
とても熱心でかっこいいのに、ちょっと恥ずかしかった…。

3日目
今日は休みの話をしよう。(学校でなにもなかったため)
前の休みは釣りに行った。途中、喘息を起こしたが病院ですぐに治り、無事に5匹釣ることができた。
塩焼きが美味しかった。今度は英治さんやオトモダチ(今はいない)と一緒に行きたいな。

自分の余命が尽きるまで…ずっと、ずっと探すの。私の求める花を。