ハグしてほしい

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私「飲み会で後ろからハグしたかったんですね。期待にこたえられずごめんなさい。竹田さんにそう思ってもらえるようになってるのはうれしいですよ。もう遠慮しなくていいですよ!」 ハグしたいと言われるのは、当初の予定どおりです。だいぶ時間と苦労しました。 彼女「私も酔っ払ってたので、まさか職場の皆さんの前でハグとかできないので、自分でもビックリしています。ハグはまた今度ね。 ああ、もう仕事いけない」 私のことが好きすぎることがバレたので、会わせる顔がないようだ。 土曜日は午後勤務で私は夕方業者対応。彼女は午後から電話と受付業務でふたりっきりで仕事が出来る最高の状態の日がやってきた。 このままハグをすることになるのか期待を抱いていた。 私「ハグはまた今度?先延ばしにしてもいいんですねー?午後勤務のどこかでしようかと思っているのに。」 どうせ恥ずかしがって無理だろうけど、からかうのが面白い。 彼女「待って待って、今日ハグは無理だよ。心の準備が出来てない。本当に仕事にいけなくなってしまいます。もちろん何事もなかったかのように仕事しますけど、よっしー課長はたぶん何か勘付いています。課長に何か言いました?」 私「心の準備できてないんですか?俺なのに?!俺なんてよっしー課長の前でも抱きつけるのにー。そんな落ち込まずドSの竹田精神できてくださいよ。」 彼女「心の準備は簡単に出来ないです。意外とピュアなんです。まだまだ私のことわかってないですね。この前、朝事務課まで一緒に行くときによっしー課長に会ったじゃないですか?あのときのよっしー課長の顔が「この二人」って顔をしてました。もうちょっとしたら午後勤務の時間ですね。絶対に笑わないでくださいね♪」 笑ってしまうに決まってる。
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