3.

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「良かった……。じゃあ、もう少し話し続けてもいいですか……?」 「ああ……」 「俺ーー自分から好きになった人も、好きですって伝えたのも、巧さんが初めてなんですよ」 「え?」 思わず聞き返す俺に構わず、翔馬はにっこりと楽しげに笑うとーー。 「俺も一緒に風呂入ろうかな!」 「は⁉︎ ちょ、何、服脱いでんだよ⁉︎」 「大丈夫です! さっきも入ったばかりなので、このまま湯船入っても身体は綺麗ですから!」 「そういう問題じゃーー」 俺が言い終わるより先に、衣服を全て脱ぎ去った翔馬がざぶんっと、浴槽に入ってきた。
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