純/散策

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コーヒーは大したことなかったけどよい雰囲気だけは味わえて気分が良かった。 山手線の2つ目を降りて付けてた服を買いに向かう。 B6のボタンを押しエレベーターの壁に寄っかかった。 そしてあっと言う間に到着を知らせるライトがつくと自販機でオレンジジュースを買う。そして一気に飲み干して回収ボックスに捨てると地下四階までエスカレーターで上がった。 なぜ理由もなく地下六階まで行くのか自分でも分からないけどちょっとした達成感だろうか気分があがる気がするのだ。 前から決めてあったにも関わらず一応他の服も見て回った。店員は何か服を整頓している風でそらぞらしさを隠すように仕事をしている。 とても手慣れていて洗練された距離感を測っているようだ。 僕が店を少し離れ振り返ると店員は全く見えなくなっていた。 僕はそのようすに結構満足してしまい、結局何も買わずに出てきてしまった。
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