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マジで?③
「ーーーーー。おはよぉー。私に手を出さなかったんだ。カズ君!?」
美由紀が和真の鼻を笑いながら左指で抓った。二人にかけてあるタオルケットが巡れて彼女の両肩と可愛らしい乳房が露になった。
二人は目を見合わせた。美由紀が今日、今ここで決めなければという強い意志が和真に伝わった。
「カズ君。私はいいのよ。」
「美由紀、マジでいいんだろうな?マジか?もう冗談だったは通じねぇぞ!」
「もちろん。私は貴方に抱かれるために生まれてきたの。」
「そんな事、言うな!本気になるだろ!」
「あぁっ・・・いいの!そのまま!手を出して・・・触れていいの。でも、優しくして・・・そお・・・嬉しい・・・」
1988年夏の残り香がまだ、朝に降る日、遂に美由紀はオンナに和真はオトコになった。
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