裸の季節①

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裸の季節①

非常に愚かな話だが和真は柔道部を辞めた。中学生で全国大会に出た猛者は高校では一年間も部活に通うことなく、強豪、柔道部を退部した。 音楽に目覚めたと、周りには言っていたが、その実、美由紀との性交渉に耽っていたのだ。 彼の両親が共働きなのをいい事に美由紀を自室に連れ込みホテル代わりとして使った。 夜はこと更に性欲が増した。二人は体液という体液が混じり合い布団に澱が付くのも構わず、行為に耽った。 和真が分かったことは、オンナはオトコが思っているより、セ〇〇スに強欲であると言うこと。アケスケであること、そして、何より自分勝手で我儘であることだった。 美由紀だけなのだろうか? 彼女は初体験から和真に抱かれる気、満々だった。自ずから布団に入っていき、裸になり、そして、彼のオトコを迎え入れた。 美由紀はメスになりながら、初めの何回かは痛みで涙を零し、交渉を途中で止めようとさえした。しかし、彼女は自分の強欲さとオンナの快楽を知ると、和真を体から離そうとはしなくなった。 彼の部屋に入ると自分の学生服を脱ぎながら和真の下半身を嬲っていく。丁寧に丁寧に舐めしゃぶっていく。メスである美由紀がこんなにも大胆に欲にまみれていく姿を見て、学校で会う彼女とは余りにも違う姿に戸惑いながら、和真のオスを美由紀のメスに接合させてた。 彼女は快楽の絶頂に登り詰める度に、彼の上で下で横で後ろで前で、激しく痙攣し、細い、真っ白な肌を波打たせた。小顔も歪んだ。 和真のオトコと美由紀のオンナは互いの欲をぶつけ合い、最高潮の快楽の捌け口とした。 彼は女とは不思議な生き物だと思っていた。女には裏の顔が必ずあるーーーーー。 美由紀を観ると特にそう思う。 美由紀は真っ裸の状態でしか交渉を始めなかった。常にセ〇〇スのイニシアチブを握り、騎乗位で自分が何度か果てないと和真のオトコを暴れさせるのを許さなかった。上のまま彼が、何度か果ててしまうと、2度目、3度目のお代わりを要求した。 下から上に美由紀を眺める度に和真は彼女の野生を感じずに居られなかった。オンナは肉食獣だ!心底、彼は思い知らされた。だが、布団の上で美由紀に優先権を与えれば与えるだけ、普段の生活の彼女はお淑やかで従順な女の子になった。 和真の前でよく笑う女子になった。彼は何よりその事が嬉しかった。彼は自分は彼女の素の部分を暴き出すJOKERで良かった。体力には自信がある。美由紀を充分に満足させるテクニックも二人で研究に研究を重ねた。 美由紀の仙骨とお尻の周りに異常な程、快楽を覚える部位があり、そこをじっくり愛撫して、舐めまわして行くと直ぐに、美由紀は和真の上で、何度も果てた。それが、和真の男としての虚栄心を満足させた。 男としての見栄を美由紀に魅せることが、和真のオトコとしての使命であり、この頃の彼の人生における第一にして最大の命題だった。 美由紀以外のオンナもみんなこうなのだろうか? きっと、そうなのだろう・・・ 和真は確信した。 美由紀に何度目かの月のモノが来て、和真のセ〇〇スがお預けを食らうと、いつの間にか、暑い沖縄も季節は半袖から長袖の季節を迎えていた。
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