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秋の疑惑①
1985年は「杉山清貴&オメガトライブ」が解散し、1986年、杉山清貴がソロデビューした年である。オメガトライブのメンバーの高嶋信二と西原俊次がボーカルにカルロス・トシキを迎え入れ「1986オメガトライブ」がデビューした年でもある。
通常、バンドを解散してソロデビューをする場合の一曲目はヒットしないことも多い、例えば、GS時代を彩った沢田研二、萩原健一ことショーケン等もソロのデビュー作はヒットに恵まれていない。
ソロデビューをした一曲目、杉山清貴の「さよならのオーシャン」は最高順位4位、時を同じくして出した、デビュー・ソロ・アルバム「beyond・・・」は50万枚を超える大ヒットになった。
カルロス・トシキをボーカルとする、「1986オメガトライブ」のデビュー作である「君は1000%」は最高順位1位となり、一気に時代の寵児に躍り出た。
しかし、10月に入っても和真と美由紀は自分たちの欲に正直なだけだった。オスとメスの交尾は何時までも続くかに思えた。
今日、2回目の行為が終わって、抱き合い微睡んでいると、不意に和真の家の家電がった。彼は無視をした。
電話の呼び鈴が途絶え、留守番電話に切り替わった。
ピーーーーーッ!
「和真!美由紀も一緒なんだろう?いつまでも堕落した毎日を過ごしてるんじゃねぇ!こんなんじゃ、新しいバンドなんか組めねぇって、麻里子も言ってる。お前ら、学園祭出たくねぇのか?俺は出てぇー明日、学校、終わったらスタジオPに集合!わかったか?」
比嘉っちの怒声が入っていた。
「あーーーあ、比嘉っちが怒ってる・・・」
「そうね。明日は行かなきゃね。」
「比嘉っちが怒るんだもん、よっぽどだよ。」
「もう、面倒くさいなぁ・・・」
「カズ君、明日、行こう?」
「そうだねぇ・・・行こうか。」
美由紀が和真の股間をまさぐり、 彼のオトコをしゃぶり始めた。
「今日迄はいいでしょ?」
和真は美由紀に飛びかかった。
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