briliant shadow⑥

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briliant shadow⑥

「カズ、あっ!ぁあああ!気持ちいいの!なんでぇ!」 興奮しすぎて、麻里子は本能のまま、動くしかなかった。自ら上になり、腰を強く和真の下半身に打ち付け、結合欲求を充足させようとする。オトコは下から上にその、棍棒(オトコの証明)を果てしなく打ちつけ、ふたりの汗がブレンドされる。肌は水分に満たされていた。 「こんなに奥まで!あぃぃい!行くぅぅぅ!」 麻里子の心臓がドグッと異質で不規則な動きをした。鼓動の流れが止まったように感じた。 そして、麻里子の身体は天井に向けて突っ張られるようになり、『あがっ!』と声を上げたあと、急ストップした。下半身から歓喜と感動的な痙攣が生まれる。二人の身体の時間軸が壊れた。 一瞬、二人が静まった。 と思ったが刹那、上に『ノシッ』と登った麻里子は歪んで汗ばんだ膣に和真の男の象徴へ向けて激しく強く打ち付ける。目や口は半開きになり、身体だけが反応している。もう、麻里子の理性や規律は欲望に吹き飛ばされている。 パン・パン・パン・パン・パン・パン! と規則的な彼女の臀を打ち付ける音と共に、 グチャグチャ、グチャグチャ、グチャグチャとオスとメスの接合音が鳴った。 「もう!ごわれる〜。ごわれる〜。ごわれじゃう!」 麻里子が叫んだ。そして、泣き出した。 「オレはもうダメだ!イグ、イグ、イグ、イグ、イグ、イグ!」 そう叫ぶと白濁色の濃い液体を体外に吐き出した。 二人は終わりを惜しむように身体をゆっくり、振った。
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