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気合いを入れた美陽は
「京で1番の美味しい御団子どす~
是非御立ち寄り下さい〜」
品の良い声が響き渡る
美陽は近づいてみる
「ん?何か御用どすか?」
「あ、あの、.」
女は首を傾げて美陽を見つめる
「住み込みで働かせてください。
お願いします。なんでもします。」
頭を下げ続ける美陽
「うち、いま人手足りてんのや。
他当たってぇや~」
そう言い放つと女はお客を捕まえに
呼び込みを始める
「ダメか…どうしよ」
下を向きながらトボトボ歩く。
お腹すいたなぁ。
そう言えば朝から何も食べてない。
歩いていると鳥居が見えた。
神社かな?
石段を登ると使われてなさそうな小屋が
目に入った。
野宿よりマシか.
そう思い扉を開ける
「あの、失礼しますどなたかいらっしゃいますか?」
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