0人が本棚に入れています
本棚に追加
アイが正しかった
真っ白な天井が最初の光景だった。
体を起こそうとするが、頭と体に鈍痛が走り、上手く体を起こせなかった。
「おお、気がついたね。無理しないで、頭打ってるし、足も骨にヒビはいってるから」
白衣を纏った男性が自分に声をかける。消毒薬やベッド、自分の腕にくっついている仰々しい機械の数々から、病院にいることを察した。
俺はなぜここに?どうしても思い出せない。
それどころか大きな違和感を覚えた。
俺はなんとか声を絞りだす。
「あの…ここはどこで…自分は誰ですか?」
最初のコメントを投稿しよう!