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様々な感情を抱えながら、病室のベッドに戻った。
あれがタクトの本音だったのだろう。自分と遊びたいのではなく、自分の金と遊びたかったのか。
タクトの顔を思い出し、頭をかきむしる。すると、勢いよく病室のドアが開いた。
「おっつー」
ナオがいつにも増して、胸元の露出が高めのシャツとショートパンツ姿で登場した。
「タクトは急用できたから来ないって」
先ほどの会話を聞かれて気まずくなったのだろうか。こっちとしても顔は会わせたくなかったので好都合だ。
「今日は二人きりだね…」
ナオはベッドのカーテンを閉めると、ベッドに両肘をつく。角度的には胸の谷間が見えて、目のやり場に困る。
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