アイが正しかった

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ナオは上目遣いのまま、今度はベッドに膝を乗せ、体に乗っかるような体勢になった。 「な、なに?」 「ワタシと…よくやっていた遊びをすれば記憶戻るかなって。タクトもいないし」 ナオは、顔を胸の辺りに近づけてくると、服を捲り、舌を這わせてきた。 背筋がゾクッとした。以前の自分は、ナオとこういう関係だったというのか? ナオは胸から下腹部の方に舌を這わせながら、ズボンの中に手を入れてきた。 「ちょ…何を」 慣れた手つきで、ナオは自分のズボンの中のモノを弄り始める。 たまらず声が出そうになる。その時、頭の中にヨウの顔が浮かんだ。 「や、やめろよ!」 手を振り払うと、振り払った手がナオの顔に当たった。 「イタッ…何すんのよ!」 ナオの顔はみるみる顔つきが変わり、鋭く睨みつけてきた。  
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