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ヤツの答えを聞く前に、俺は下着からブツを取り出して、咥えていた。もう十分に硬くて、即使えそうなモノになっている。そいつに一層の磨きを加えるように、しゃぶった。すぐに俺にぶち込ませるため、もっと尖らせてやる。
どうだ、巧いだろう。俺は口技には相当の自信がある。若い男なんて秒でアウトだ。喘ぎ声が頭上から漏れ出したが、知らね。無視してやる。口蓋に当てて擦り、喉の奥で啜りながら、舌を絡ませて……、と。
はい、発射。……当然、全部呑み込んで、イヤらしい顔のまま睨みつけてやった。
「俺にも出せよ。コマンド」
「……佐伯さん、ズルい。俺、勝てないですよ、あんなのされたら」
「俺様に勝てるわけねえだろ。お前、先にイったんだから、さっさと出せ」
主導権は俺だ。支配されることと主導権とは全く別物だ。今日のプレイとセックスも、俺がしたいとおりにするだけだ。
「じゃあ、もう一度。 ”Crawl” 這ってください」
「ああ」
俺の美しい”Crawl”姿が見たいってか。
「キレイです。すごく」
だろ。それ以外無い。ヤツの唾を飲むゴクリという音がした。
「お願いです。見せてください。 ”Present” さらけ出して」
キタ! このコマンドだ。
スタートのピストルが鳴る。俺は、尻のたぶを押し開き、中を全部さらけ出す。
見ろよ、全部。俺のDomだろ、お前。
そしてもっと褒めろ。俺の姿も、俺の献身も……。愛でろ。
お前の歓喜の顔が俺の性に突き刺さり、お前の賞賛が俺の欲を沸騰させる。突っ込んで喘げ。俺はその声を聴きながら、もっと昂ってやる。そこまで行けば、俺の勝ちだ。俺は欲しいものを手に入れる。そしてコイツも、俺という最上のSubとのダイナミクスの交歓を悦んでいる。
Subの悦びがDomの悦びになる。それって、こういうことだろ?
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