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「ほう、よく濡れているな……。よく教えこまれたらしい」
「え、何…………?」
「お前の元婚約者は、そこそこやり手だったようだな。……そうでなければこの短時間でここまで濡れたりはしない」
暗い嫉妬の光が、ディルの眼に宿る。
目の前の女を独占したいという欲が、どろりとディルの腹の底で渦巻き、エミの快感を探り当てようとする指にぐぐ、と力が入る。
嫉妬に駆られた指は会陰を割り、しとどに濡れた粘膜にあっさりと到達した。そして、すぐに膨らみかけた陰核を探り当てる。
「え、待って、そんなことなっ…………、っ……んぁ……」
「ああ、ふうん。やはりここが良いのか。いくら聖女とはいえ、人体の構造は文献通りだな」
割と房事にふさわしくない独り言を述べつつ、ディルは次から次へとあふれ出る蜜をすくうと、硬く突き出した陰核にすりつけ、ねちっこく転がし始める。同時に、乳首をきゅうとつまみあげると、エミのすらりとした太ももがガクガクと震えだした。
「あっ、……あっ、……あ…………うんっ♡」
「声が甘くなった。感じているんだな」
「あっ、……ぅ、ん♡……気持ちぃ……っ」
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