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《メッセージありがとうございます!
もうそろそろ寝ようかな?と
思っていたところでした》
《わぁ❤︎返信くれた❤︎嬉しい❤︎
ありがとうございます❤︎》
(おいおい、ハート多過ぎない?
付き合ってる相手って訳じゃないのに)
天馬は美琴からのメッセージのあまりのハートの多さに、若干の恐怖心を抱いていた。
もしかしたら本当に、自分は彼女だと勘違いしているパターンなのか?と。
しかし、美琴には既読通知は行っているはずだから早めに返信をしなければと、すぐさま手慣れた手つきでメッセージを送信する。
《そんなに喜んでもらえて
なんか恥ずかしいですね
ありがとうございます》
《そんなぁ(⌒-⌒; )お礼言われる
ほどの事してませんから
天馬くんって律儀なんですね❤︎》
《いやいや、そんな事ありませんよ》
《でも寝るんなら
あまりLINE送ると迷惑ですよね?
私も、もうそろそろ寝ようかな》
《あ、すいません
気を遣わせちゃって》
《いえいえ❤︎私も寝る前に
天馬くんにLINEしたかっただけなんで!
私ももう寝ますね》
《はい!おやすみなさい!》
《あの、もし迷惑じゃなければ
またLINEしてもいいですか?》
《あ、全然いいですよ!
迷惑なんて思いませんから!》
《よかったぁ❤︎
じゃあまたLINEしますね❤︎
おやすみなさい!》
《はい!おやすみなさい!》
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天馬が最後のLINEを送って数分後。
「もう返信が来ないって事は
寝たって事だよな・・・
俺も寝ようかな」
それから数日間、天馬と美琴のLINEでのやりとりは続いた
《天馬くんって彼女さんとか
居たりするんですか?》
《居ます!って言いたいのは
ヤマヤマなんですけど
残念ながら居ないんですよね》
《周りの女も分かってないですね!
天馬くんはこんなに良い人なのに
それに気づかないなんて!》
《いやいやそんな良い男
なんかじゃありませんよ!
美琴さん大袈裟すぎですよ!》
《天馬くんは自分の魅力に
気づいてないだけですよ!》
《そうかなぁそんな事言ってくれるの
美琴さんだけですよ》
《そんな事ないですって❤︎》
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《そう言えば天馬くんって
自炊しないって言ってましたよね?
てことは、毎日お弁当なの?》
《毎日って訳じゃないですけど
基本的には弁当ばっかですね(⌒-⌒; )》
《やっぱそれじゃ栄養偏っちゃいますよ!
病気になったりしたら大変!》
《一応の調理器具と調味料は
揃ってるんですけどね(⌒-⌒; )》
《それなのに自炊してないんですか?
勿体無いですよ!せっかくあるのに!》
《一人暮らし始めた頃は
よし!自炊するぞ!って
気合い入れて準備して
半年くらいは自炊頑張りましたけど
もう飽きちゃいました(⌒-⌒; )》
《飽きちゃダメ!
なんなら、私が作りに
行ってあげましょうか?》
《いやいや、さすがに
申し訳ないですよ》
《大丈夫!大丈夫!
私お料理すきだから❤︎》
《私の実家喫茶店やってるんですけど
小さい頃から店の手伝いやらされてたおかげで
料理得意なんです❤︎》
《さすがに悪いですよ(⌒-⌒; )》
《ふわトロオムライス得意ですよ!
ほら!包丁でスーッて切って
トロっ〜とするやつ!
食べてみたくないですか?》
《たしかに家でそれが
食べれたら最高かも》
《でしょ?でしょ?
天馬くんが良いなら
作ってあげますよ❤︎》
《じゃあお願いしようかな?
でも本当にいいんですか?》
《全然オッケー❤︎
嫌ならこんな事
私から絶対言わないから!》
《じゃあ、今度二人の予定があった
時にでもお願いしようかな?》
《絶対に美味しいって言わせて見せるから!
気合い入れて作るね❤︎今から楽しみ!》
《じゃあ、夜も遅いからもう寝ますね!
楽しみに待っててね!》
《はい!楽しみに待ってます!
じゃあおやすみなさい!》
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「ふわトロオムライスかぁ
楽しみだなぁ」
天馬は、期待に胸を躍らせていた。
財布を届けに来てくれた、もう会う事も無いだろうと思っていた女性と偶然に再会し
LINEのやりとりを繰り返すうちに、自宅で手料理を振る舞ってもらえるという、まるで漫画や映画のようなストーリーだ。
「崇矢も考えすぎだったんだよなぁ
美琴さんがストーカーだ!なんて
自分が恥ずかしいよ
美琴さんはこんないい人なのにさ!」
手料理を振舞ってもらった事がきっかけで、付き合うことができ、さらに親密になれるのではないか?とウキウキしていた。
「わぁー今から楽しみだなぁ」
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