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2nd contact 発見!巨大生物
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※【君の音色はブルージー】第24話135頁まで読み終えた方推奨です※
×××
美しいアッシュブラウンの双眸が、恵多を射る。
熱っぽく潤んだ視線に捉えられ、恵多は横たわったまま身動きも出来ない。
息がかかるほど凱の顔が近付いた。
「…っ」
柔らかい唇が、恵多の額の上でチュッと音を立てる。
「んっ…」
凱の唇は恵多の鼻筋をなぞってスルスルと下りていき、プチュ、と唇に押し当てられた。
分厚い舌が恵多の唇をめくるように割り、するりと口内に忍び込んでくる。
ああ。
温かい。
恵多はうっとりと目を閉じた。
気持ちいい…。
口元を緩めると、熱い舌は更に奥まで侵入した。
「んっ」
上顎を舐められて後頭部が痺れる。背中が震え、体がビクリと波打つ。
「んっ」
舌先が上顎をなぞる度に鼻から声が漏れ、体が跳ねた。
「やっ、だっ、めっ、んっ」
恵多が左右に頭を振ると、凱は左手で恵多の頭を包み、右手で左胸を弄ってきた。
凱の指が、左の乳頭を掠める。
「あっ」
背中が反り返った。
凱は恵多のシャツのボタンを片手で器用に外し、インナーシャツを捲り上げる。
凱は恵多の乳首を掌で捏ね、指で摘んで繰り返し引っ張った。
「んっ、んっ、んうっ」
ダメだ。
乳首はダメだ。
また。
また下半身が…。
-あんたスゲェな…乳首だけで勃つんだな…。
凱の言葉が浮かんできて、思わず赤面した。
あの時も自分は乳首だけで勝手に気持ちよくなって。
元気になったジュニアを擦られて、出すものを出した揚げ句、眠りこけて凱に後始末までさせたのだ。
「うう…」
「…恵?」
思い出す度に頭を抱えたくなる。
顔を顰めた恵多をみて、凱がギョッとした。
「…っ。悪い、またやっちまった。恵、大丈夫か?」
美しい瞳が不安げに揺れている。
「…辛かったか?」
「んん」
恵多は首を横に振った。
辛いなんて、とんでもない。
乳首を触られるとただひたすらに気持ちいいのだ。
…そしてその後が、とても恥ずかしい…ことになる…。
「もうしないから、な?」
凱が宥めるように頭を撫でる。
「…がう…」
恵多は両手で顔を覆って、指の間から凱をみた。
「違うんだ…」
凱が不思議そうに首を傾げる。
「僕ばっかり気持ちよくて、その…一人だけ出しちゃって…恥ずかしいから…」
凱が目を見開いた。
恵多は指の隙間から、凱の顔をまじまじとみつめる。
「君は…出さなくて平気なの…?」
「っ」
凱は絶句し、空を仰いだ。
「変なこと訊いてごめん。僕だけ気持ちいいのは君に申し訳ないし…あの後君はどうしたんだろうって…」
凱の瞳が揺れた。
眉尻をちょっぴり下げて、ふぅ、と息を吐く。
「…」
しまった。また凱を困らせている。
「…恵多」
「はい?」
「…俺も出していいのか?」
「えっ?…うん」
「分かった」
凱はギュッと口を引き結んだ。
そしてあっという間に恵多を全裸に剥いて、自分も着ていたものを全て脱ぎ捨ててしまった。
「っ!」
触れてもいないのに。
凱のジュニアはもう立ち上がっている。
そして。
-巨大だ…。僕のと全然違う…。
自分のは股間にちょこんと付いたオマケみたいなのに、凱のはまるで独立した一個体だ。ジュニア界では桁違いに巨大な生物に違いない。
-立派だなぁ…。
無遠慮に凝視する恵多に、凱が苦笑した。
「あんたがエロ過ぎるのが悪い」
「へっ?」
凱はグイッと恵多の腕を引き上げて、ベッドの上に座らせた。
そのままぎゅっと抱きしめられる。
恵多の耳元で、凱が囁いた。
「俺もみせるから、あんたも気持ちいい顔みせてくれ」
「っ」
驚いて見上げると、凱は「いいな?」と確認するように恵多をみた。
全裸で向かい合って、みつめ合っている。
ああ。
照れくさい、でも嬉しい。
凱の右手が、恵多の頬を撫でた。
少しずつ、二人の顔が近付く。
キス。
柔らかい。
キス。
強い。
キス。
激しい。
「ん…」
気持ちよくて頭がボーっとしてきた時。
「んうっ!?」
突然、凱が恵多のジュニアを握った。
「勃ってるな」
口の中に、囁きを吹き込まれる。
!!!!!
羞恥に耳が燃えた。
「っ」
は、は、は、恥ずかしい…!
走って逃げ出したくなる。
けど、ここで怯んじゃダメだ。
彼のこともちゃんと…気持ちよくしなくては。
恵多は思い切って、凱のジュニアに触れてみた。
「っ!」
凱の肩が揺れる。
恵多は恐る恐る大きなジュニアを上下に扱いた。
「…は…」
凱が艶っぽい吐息を漏らす。
-気持ちいいんだ…。
嬉しくなって夢中で扱いていたら、凱が恵多の肩を掴んだ。
「…恵…あんたはこんなこと、しなくていい…」
「だって…」
見上げると、凱の目元は紅潮し、アッシュブラウンの瞳は悩ましげに細められていた。
-うわあ…。
壮絶に色っぽい。
見惚れている間に、凱は恵多のジュニアを掴んだ。
「あっ」
大きな掌で擦り上げられて、腰が跳ねる。
「あっ!あっ!」
ダメだ。このままじゃ。
前と同じになってしまう。
恵多は体を捩らせながら、凱のジュニアを掴んだ。
「…っ、恵…」
僕だって。
「僕だって君を気持ちよくしたい…」
すると凱のジュニアが更に大きくなった。
「…分かった。なら一緒にやるか」
凱が片目を眇めてニヤリと笑う。
うう。
悪戯っぽい微笑みがセクシー過ぎて、腰が砕けそう…。
「…なぁ、あんたのやり方を教えてくれ」
凱の囁きに、恵多はこくりと頷いた。
右の掌を凱のジュニアのてっぺんに当てる。
左手で竿を掴んでてっぺんを捏ねるようにぐりぐりと動かした。
「っ」
凱が息をのむ。
-気持ちいいのかな?
と思った瞬間、凱に同じことをやり返された。
「あっんっ」
何だ、これは。
自分でやるよりずっと…ずっと気持ちいい。
「んっんんっんっ」
まずい。
これではすぐに出してしまう…っ。
「ま、ま、待ってっ」
恵多は凱を止めた。
「あの、それ、もういい、から」
「…?」
凱が首を傾げる。
「ええと…き、き、君のやり方を…教えてほしい」
苦し紛れにそう言うと、凱は「分かった」と頷いた。
大きな手で二つのタマをやわやわと揉まれ、裏筋をなぞられる。
「ひっ」
変な声が出た。
凱は恵多のジュニアを左手で、上下に扱く。
下までくると、更にググっと根本を押される。
その瞬間がとても気持ちいい。
それだけでもどうにかなりそうなのに、凱は出口の部分を親指でぐりぐりと弄ってくる。
「あっ、あっ、あっ、ああっあっああーーーーーーーー」
…作戦は失敗した。
あっけなく恵多だけが出してしまい、涙目になる。
「恵、大丈夫か?」
凱はもう、後始末を始めようとしていた。
恵多は焦る。
「待って。き、君は?君のは…」
慌てて凱のジュニアを握った。
上下に扱くと、その上に凱の手が重なった。
「あんたのやり方で、イかせてくれ」
「っ」
恵多は右手をてっぺんに乗せて捏ねた。
凱は、恵多の手を包んで一緒に竿を扱く。
さっきしてもらったように、根元まできたらぐっと押す。
「…ン」
凱が反応する。
気持ちいいみたいだ。
凱の息遣いがどんどん荒くなっていった。
「…恵…もう…イク…」
凱は眉根を寄せ、背中を丸める。
ああ、何だろう、愛おしい。
凱が何度も何度も精を吐き出す間、恵多は凱の背中を撫で続けた。
ホッとしたら力が抜けて。
結局また凱に後始末をさせてしまった。
凱がくれる優しいおやすみのキスで、恵多の意識はブラックアウトした。
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